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・あと気付くのが大変遅くなってしまって申し訳ないんですが、過去のブログの記事にぽちぽち拍手くださった方々、ありがとうございました!!! ほんと気づいてなくてすいません……しかしどうなってんだ忍者ブログなんなんどうすりゃいいの、これ。
・有雪鈴歌さんにコメレス→ ヒーハー!!! <以上>
・そして!!! 茂都さんが!!! 蕪木ブームにのってくださった!!! うひひひひ!!! ありがとうございます!!!
・昨日と今日に拍手くださった方、ありがとうございます!やる気がむくむく!
・giftに398さんに描いて頂いた蕪木と1000HITフリー絵(おめでとうございました!)、そして、結月さくらさんに描いていただいた(無理やり)、蕪木をあげさせていただきました。
・最近は散歩したり縁側で本読んだりしてます。まったりリア充。(あれ……受験勉強は……?
・植田院ゼリ子さんが!こぞのはるをコミカライズしてくださっているそうです!もう私幸せすぎてどうすればいいのか分からないので、とりあえずゼリ子さんにプロポーズしてこようかと思ってます。
・398さんが今度は滝口と蕪木の素敵イラスト描いてくださったぜひゃっほーう!
・ネト充たーのっしーいーなぁー!!!!
・追記でバトンに答えてます。最近バトンばっかですいません。でも、好きなんだもの……!バトンが!
ぎゃふ!!!たっきっgっぐっち!!!かわいっ!なんだこの滝口かわいっ!蹴りたい!蹴りたい!←
この、書物に埋もれてる感じとか、短めの無造作な黒髪にちょっと疲れた感じとかっ!!!なんて滝口\(^p^)/蕪木も蕪木もこの笑み!!この笑み!!たまらなーい!!!全体の構図もしっかり纏まっていて、うちのホモ共にはもったいない程オシャレです!! 百合子さんの笑いがほうじ茶とともに、ころころ落ちていく感じがなんとも素敵……。
うへへ、ありがとうございます。本当にありがとうございます。 ところでこちらのイラストも拙宅にて飾らせて頂けないでしょうか?
滝口可愛いと言って頂けて有り難うございます。きっと喜んでいます。蕪木が^p^
うちの創作に関してはもうどんどん語って頂いて構いませんよ!^^!もれなく私が喜びます^^^
フリーイラストと先日の蕪木の件もありがとうございました。近日中にサイトにあげさせて頂きます。
ではでは、拍手&コメント&素敵イラストの数々、本当にありがとうございました!
・398さん、メルフォの件、お疲れ様です。レスは398さんが滝口をあげてくださった後に私信と一緒にまとめてしようとか思ってます。お待ちください。待っておりますので^^^^^^
417さんからいただきましたお部屋バトンです!
言葉で説明するのが面倒くさくなって写真のっけてます。
大変汚いです。madoraのイメージを大いに壊す危険性があります。
madraをふわふわキレイ好き女子だと思っている方は見ない方が宜しいかと思います。
「久し振りだな」
事前の知らせも無く、突然にして兄は現れた。
廂に風鈴がそよぎ始めた頃であった。
「あの男、倒頭、所帯を持ったそうじゃあ無いか」
蕪木のことである。兄は不自然に静かな所作で私の書斎に入り込み、部屋の中央に胡坐をかいた。私は文机の上の活字から成る丈、目を逸らさぬ様に返事を返した。
「はあ、そうですね」
「一体、何時の話だ」
「確か、桜が散る頃だったと思います」
燐寸棒の擦る音がした。
「ならば己がこの間訪れた時には既に結婚して居たって云うのか」
兄は紙で巻いた煙草を口に咥えて言った。
「兄さん、この様なところでは申し訳無い。部屋を変えましょう」
私はそう言って立ち上がった。煙草のヤニが書物に付くのが嫌だった為だ。
「お前は、己よりも本が大事か」
兄は其れを見透かした。私は兄が嫌いだった。
「一本や二本吸ったところで大して変わりゃし無い。それよりもほら、あの男の話を聞かせろ。嫁の見栄えは良いか。何処の生まれの女だ」
「昇!どこだい?」
母の声がした。
「助かった」そう思った。
「はい、此方です。なんですか」
兄は私に押し付けて部屋を出て入った。私は慌ててその煙草を縁側から地面に捨て、下駄の歯で火を捻じり消した。空を見上げれば、巨大な入道雲がゆっくりと此方に向かって来て居る様だった。
「寿司と蕎麦、何方が良いかね。矢っ張り寿司が良いかい」その言葉を聞いて、私はバタバタと机上に散らかった書物を片付けた。「いえ、お構い無く。直ぐに帰りますので」「そんなこと言わないでお呉れよ。ほら、何方が良い」母は元々声が大きい性質だが、兄は態と声を大きくして居る。「はは、困りましたねえ。そうですね、では、護や学にも訊いてみましょう」「良いんだよ護なんか。それに今、学は出掛けて居るよ」兄と母と三人で食べる食事など、真っ平御免だ。「そうですか、学は居ないんですか。残念ですね。では護に訊いてみましょう」
「その必要は無いです」
私は書斎から飛び出した。
「如何云うことだ」
「少々、用を思い出したので」
「おや、今から出るのかい」
母が怪訝そうな顔をして兄の影から声をかけた。
「ええ」
「何処に行くんだ」
兄は私の行く手に立ちはだかった。
「あ、先生の、お宅へ」
「何故だ」
兄が詰問を続ける。
「げ、原稿を、買って下さる人を紹介して頂くのです」
大嘘だった。然し、母はその嘘に喜んだ。
「それは直ぐにお行き」
「は、はい、有り難う御座います。では、行って参ります。兄さんお元気で」
一礼して、兄の前をすり抜けた。その日ほど母の単純さに感謝した日は無い。
「あ、傘を持ってお行き。降りそうだから。大事な原稿が濡れちゃあ敵わ無いからね」
母は私が原稿らしきものを持ってい無いことにも気付かず、私の背中にそう声をかけた。
唐突に始まって、唐突に終わる。特に続く訳でも無い。プロットも絵コンテも無しの一発書き。15分ぐらいで出来た。ただ兄が書きたかっただけ。それだけのこと。
あ、ちなみに学は弟の名前です。
そして滝口(護)は、この後蕪木の家に逃げ込みます。