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さっむい。
腰いったい。
追記で文章力向上用練習駄文。
腰いったい。
追記で文章力向上用練習駄文。
「聖者の行進みたい」と、彼女は笑った。色とりどりの魚たちが泳ぐ水槽。「ルイ・アームストロングの?」そう僕がたずねれば彼女は「なにそれ?」と、眉を寄せ、首を傾げ。僕を小馬鹿にしたような大人びた表情。そう思えば、今度は「あ!マンタ!」と、駆け足で向こうの方の大きな青に駆け寄って行く。揺れる、白いはずのスカート。真っ青に染まっている。「おっきい!」飛び跳ねる彼女の細い毛が冷たい空気をかきまわす。「そりゃそうだよ。なんたってマンタは世界最大のエイなんだから」子供の彼女を前に僕はすこし知ったかぶる。さっきの汚名を挽回しようとするしみたいに。でも彼女は「マンタはエイじゃないよ」と言う。水槽のなか、オニイトマキエイは羽ばたくみたいに進んでゆく。「いや、マンタっていうのはオニイトマキエイの別名だよ」優雅に進む。水中を闊歩するよう。「違うもん」口をとがらせる彼女。怒っている。「……………そっか、ごめん……」ぽん、と頭を撫でる。「うん!いいよ!」すぐに、その顔に笑みを戻す彼女。そして、「ねえ知ってる?おにいちゃん」突如、彼がスピードを上げ、上へ、上へ、と昇っていく。
「マンタは、空を飛ぶんだよ!」
バシャンッ、
ゆらゆらゆれる水面の壁の向こう、きらきらひかる光のあみの向こうに、大きな影。時のスピードをのったりとさせ、闊歩する。優雅に。羽ばたくように。その巨体は確かに、空中を舞っていた。
マンタは、空を飛んでいた。
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