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ぱたり、
読み終えた本を閉じる。
「文字は読まれてはじめて、言葉になる」
いつかの誰かの言葉を反芻し、あたりを見回す。
図書館
にほん中、せかい中の文字たちが集まって「わたしを言葉にして」と語りかけてくる。
「ごめんなさい、」
あなたたち全部を言葉にするのには、私の一生は短すぎる。
でも、
いつか、あなたたちそれぞれを言葉にしてくれる魔術師がきっとあらわれる。
だからそれまで、
「どうか、朽ちないでいて」
鐘が告げる、夕刻。
「お嬢さん、閉館時間ですよ」
いま、
言葉が文字へ、文字が言葉へ、
朽ちゆく文字と、悠久の言葉と、
そう、
物語はきっとあなたの心ではじまるの。
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